お知らせ
2020年12月23日
ターミナルケア
こんにちは。施設ケアマネの白石です。
在宅でご親族を介護をされている皆様は、
ターミナルケア、という言葉をご存知でしょうか?
医療・介護に従事する方であれば、ごく聞き慣れた言葉かと存じます。
ターミナルとは「終末期」と意味で、
つまりターミナルケアとは看取りケアということになります。
厳密に言うと概念の違いが若干あって、
ターミナルケア=看取りケアとは言い切れないのですが、概ね同義として捉えられています。
多くのご高齢の方が暮らす介護施設ですので、歳を重ね、そのまま施設で人生の終末期を迎えられる方もいらっしゃいます。
在宅復帰支援としての役割を持つ老健ですがもちろんそれだけではなく、
そんな終末期を迎えられる方々への充実したケアを求められる施設でもあります。
このターミナルケア、
末期がんの患者さんなどが受ける「緩和ケア」とも意味合いは似ていますが、
違いとして、こちらはターミナルケアの要素に加えて治療も並行して進める点があります。
言い換えるとつまりターミナルケアとは、
延命治療を行わない、
苦痛や不安を和らげ精神的な平穏や生活の充実を目的としたケア、
ということになります。
と形式的なお話ばかり申し上げていますが、
死と今まさに向き合っているご本人、ご家族にとっては大切な家族との別離への悲しみ、不安、焦り、孤独感、それ以上の言葉にならない深い思いを背負われていることかと存じます。
ターミナルケア、と一言で言ってしまえるこの言葉の意味は計り知れない重みがあります。
住み慣れた自宅で、落ち着ける環境で、
ご本人、ご家族が苦痛や負担なく介護や看護が出来る環境ではあれば良いのですが、必ずしもそうでない、というのが現状ではないかと思います。
少なくない負担を抱えて介護者側の不安やストレスが限界にならないよう、何か相談ごとなどございましたら、いつでも我々に仰って下さい。
様々なサービスの提案だけでなく、助言やご指導などもさせて頂きますので、遠慮なくご相談下さいね。
ご本人、ご家族にとって大切な人生の節目、
専門のスタッフが微力ながらサポートさせて頂きます。
今後とも宜しくお願い致します。