お知らせ
2024年01月23日
ターミナルケアについて
「老健」というと、「長く入所し続けることはできず、数ヵ月したらその後は在宅復帰しなくてはならない」というイメージがあるかもしれません。確かに老健が第一に目指すのは、リハビリで回復し在宅復帰することなのですが、利用者の状態や希望に合わせてターミナルケアも行っています。
ターミナルケア加算(老健)とは? 老健において、医師が回復の見込がないと判断した入所者に対して、人生の最期の時までその人らしさを維持できるように、入所者や家族の意思を尊重して、医師、看護師、介護職員が連携を保ちながら看取りをする場合に算定する加算です。
ターミナルケア加算対象者で、昨年1年間に光苑でお亡くなりになった利用者様は16名でした。
光苑では介護士・看護師・管理栄養士・支援相談員・ケアマネージャーでターミナルケアチームを作り、月1回のミーティングにて本人様や家族様の思いに出来る限り添えるように話し合いを行っています。
長年住んでいた自宅で奥様の仏壇に参らせてあげたいと希望した家族様、実家付近を散策させてあげたいと希望された家族様には看護師など職員が同行の下、送迎させて頂きました。
嚥下状態は良くないけれど自宅でいつも食べていたカップめんやコロッケを食べたいと希望された方には、家族様に差し入れの協力を依頼し提供させて頂きました。
また現在ターミナルケア対象者の方たちと紀三井寺や四季の郷に出かけたりするなど苑外に出ることでリフレッシュ
する時間を作りました。
老健でのターミナルケアは、通常の介護と大きく異なるわけではなく、その人をよく知る多職種の職員が連携・協力しながら、普段の介護の延長線上で行われます。
今後も色々な計画をたてていきたいと考えています。