お知らせ
2020年02月13日
認知症短期集中リハビリテーション
介護老人保健施設には「短期集中リハビリテーション」「認知症短期集中リハビリテーション」というサービスがあります。
今回は現在光苑で実施している「認知症短期集中リハビリテーション」の一例を紹介します。
「認知症短期集中リハビリテーション」とは、認知症であると医師が判断した者であって、リハビリテーションによって生活機能の改善が見込まれると判断されたものに対して行われるサービスです(入所日より起算して3ヶ月以内の期間に限り、1週に3日を限度とする)
※その他に色々な要件があるため、全員が対象ではありません。
甃友会では、医師の指示を受けた作業療法士が集中的なリハビリテーションを個別に行っています。
k様です。入所前には、毎日自宅近くの倉庫で、ほうき作りをされていたそうです。
その方の生活歴にあわせた回想法(会話や写真、映像などを見て過去を思い起こすことで気持ちの安定やコミュニケーションを図る)や手作業を行います。
家族様に今まで使っていた道具や材料を持って来て頂き、はじめはテーブルの上でほうき作りが始まりました。
職員が心配そうに見守っています。
入所してすぐは、起きることを嫌がりベッドで過ごしがちだったK様ですが「ほうきを作って」と誘うと「よっしゃ~」と起きてくれるようになりました。
いきいきした表情です。
今まで作ったほうきを並べました。はじめはヒモで結んだだけでしたが、針金でくくるようになり、やがてのこぎりを使って竹を切り、柄をつけて・・・どんどん進化しています。
先月96歳!の誕生日を迎えたばかりのk様。さらなる進化を楽しみにしています ✧*。◝(*’▿’*)◜✧*。